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zoom RSS 会報記事 秋景色のパリで 京都の會をおもう  高岡裕子

<<   作成日時 : 2009/12/10 21:55   >>

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 秋景色のパリで 京都の會をおもう  高岡裕子

 9月に入りパリはすっかり秋景色になりました。先日エッフェル塔のふもとで月見の茶会を致しました。漱石会で着たレモンイエローの着物に袖を通した時、京都で漱石句碑前で式典が行われたこと、桜橘庵で懇親会をしたことが蘇えり、しんと冷えたパリの月の下で桜爛漫の京都の春のことを思い出しておりました。

 お世話になっている丹治先生が主宰される第一回漱石の會でしたので無理をしてでも日本に帰ろうと思い、出席の旨を伝えた後、丹治先生より式次第の司会をしてみないかとお言葉をいただきました。戸惑いも不安もありましたが、『これくらいできないでどうするっ』と自分を奮い立たせお受けしたものです。

その式典のなんと美しかったことでしょう。渡仏してまだ3年弱ですが年々桜への思いは強くなります。おだやかな春の日、風が吹くと桜の花びらと焼香の匂いにあたり一面はうめつくされました。焼香用に先生は沈香を出されていたのでした。
 式典には京都市長さまをはじめ、いろんな方が京都漱石の會の発足をお祝いして下さいました。その時は言葉を間違えないだろうか、進行をまちがえないだろうかと戴いたお役目を果たすのに精一杯でしたが、ご参加の皆様も未熟な私を暖かく見守ってくださいました。

 その後場所は桜橘庵に移り懇親会です。桜橘庵の庵主は私の茶道のお稽古で仲良くしていただいている先輩でしたので、以前より何度か足を運んだことのある場所でしたが、久しぶりの庵に若いしだれ桜が美しく咲いていました。懇親会では、漱石筆のお軸での茶室で皆さんがそれぞれ漱石の思いを述べられて楽しい時間はあっという間に過ぎてゆきました。 こうして後の世代になっても皆が集まり、漱石や著書のことを語り合うなんて、御本人はなんて幸せなんだろうと、私は以前の千円札で漱石が笑っているように見えるのを目に浮かべておりました。

  (パリ市在住、仏人の夫と一女)

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虞美人草 「京都漱石の會」会報 《第2号》 p.14 より



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